アルツハイマー認知症への分子栄養療法

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アルツハイマー型認知症とは

神経伝達物質:アセチルコリンの低下が主原因

食事について<ブレイン・フーズ>:脳を活性化させる食べ物のこと⇨良質なタンパク質+脂質

① 納豆(大豆食品に含まれるレシチン、チロシン)

② 卵(レシチン)

③ 鶏肉、魚、乳製品(チロシン)

④ イワシなど青魚(DHA)

⑤ バター、ココナッツオイル、亜麻仁油、エゴマ油、

レシチンは、体内でアセチルコリンに変わる、ビタミンCと一緒にとるとアセチルコリンの生成がより高まる

チロシンは、ノルアドレナリンやドーパミンの分泌を高める作用がある

DHAは、アセチルコリンなどの神経伝達物質を活性化

その他:イチョウ葉エキス、当帰芍薬散、カレー(ターメリック)が有効

<藤川流の認知症の改善法>メガビタミンB1+メガナイアシン+メガビタミンEが基本

プロテイン20g×2+高タンパク/低糖質食。砂糖と小麦はすべて止め、米は時々少量のみ。

 ベンフォチアミン150mg×2-4錠、
 B50×4-6錠、
 ナイアシンアミド500mg×4-6錠、
 ビタミンC1000×3錠、
 ビタミンE400×4-5錠、
 を継続し

 その後、
 マグネシウム、
 ビタミンA25000IU、
 ビタミンD10000IU、
 セレン200mcg、
 そしてレシチンを追加

<それ以外に有用な方法>
運動(朝の散歩、体操)

寝る前のお風呂 

<ニューロンに必要な栄養>
アミノ酸、乳酸、核酸、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸、レシチン

<グリア細胞(アストロサイト)>
アンモニアを吸収しグルタミン酸再合成を行う

グルタミン+アンモニア(毒性あり)⇨グルタミン酸

グルタミン酸+ビタミンB6⇨GABA

抑制系神経伝達物質GABA:集中力 

<ニューロンの老化>

原因;アルミニウム、果糖は神経伝達障害を起こすので果物の摂りすぎ注意

<細胞外の老化>

原因:活性酸素

ニューロンの細胞膜を酸化して過酸化脂質にする

過酸化脂質にタンパク質がくっついたものが老化色素リポフスチン(老人斑ベータ蛋白)

活性酸素対策は認知症対策にもなる

<参考:臨床的認知症の分類>
アルツハイマー型認知症

脳血管性認知症

混合型認知症(アルツハイマー+脳血管)

レビー小体型認知症

他(ピック病、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症)

<参考:認知症検査に用いる指標>
・HDS-R(長谷川式認知症スケール):30点満点で20点以下なら認知症

・HDS−Rの中で数唱:100-7の計算や数字の逆唱などの計算
 4点満点でレビー小体病(DLB)では低下しやすく、アルツハイマー型認知症(SDAT)では比較的保持される

・HDS-Rの中で遅延再生:覚えてもらった3つの言葉を後で思い出してもらう検査
 6点満点でレビー小体病では保持され、アルツハイマー型認知症では低下

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