ビタミンA

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ビタミンAについて
著書:Orthomolecular Medicine for everyone 作者Abram Hofferを要約しました

含まれる食べ物
肉、魚油、牛乳、バター、卵、緑黄色野菜に含まれる
緑黄色野菜ににはカロチンとして含まれ、体内でビタミンAに変換される

働き
粘膜の健康維持、免疫力強化、抗がん作用
体の表面の構造維持に必要で、ないと粘液分泌減少(風邪ひきやすくなる、乾き目、乾燥肌など)
視力、皮膚、呼吸器、消化管、泌尿器の表皮や粘膜維持に必要

欠如すると:重篤で一般的に起こり得る
・眼:夜盲症、白内障、眼の乾燥
・皮膚:乾燥肌、かゆみ、易感染
・呼吸器:易感染
・腸管:吸収不良
・泌尿器:結石ができやすくなる
・他:ビタミンCの反応が悪くなるため風邪をひきやすくなる

ビタミンA過剰
脂溶性なので体内に貯留する、体脂肪に貯蔵され色は黄色(人参を食べ過ぎると黄色の脂肪になる)
肝臓にも貯蔵される
過剰による症状(長期間多量摂取した場合に起き、可逆的である)
・皮膚のかゆみ
・筋固縮
・多様な神経変化

推奨量
大人で5000単位/日(妊婦では上限10000単位/日。)
通常50000単位/日でも問題はなく、50万単位/日を投与しがん治療を行ったら脱毛と肝腫大が認められ投与を中止
その後頭皮は戻り、肝臓も元の大きさに戻った。50年以上のリサーチでは10万単位/日以上の内服例で10人から15人に中毒症状が出たと報告がある

補足1
ビタミンAとカロチンは酸化されやすい、ビタミンEは酸化を抑えるため併用が有効

補足2
Dr.Carlは喘息と関節炎の治療にビタミンAとDを併用した
1万単位/日から始め徐々に増量し5万単位/日まで、副作用があれば減量した

補足3
三石巌先生によるとビタミンAはステロイドやアスピリンの副作用を軽減する
(細胞内のリボソームの膜透過性をよくするため)

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