細胞が十分に機能するには4つの条件
1:細胞の構成成分である蛋白質(アミノ酸)と脂質が足りていること
2:エネルギー不足にならないこと
3:新陳代謝がスムーズに行われること(メガビタミン、鉄、ミネラル)
4:細胞を傷つける活性酸素に対し防御装置が働いていること
この4本柱が重要で、それができないと病気、老化、障害という状態になります
今回は3:新陳代謝がスムーズに行われること(メガビタミン、鉄、ミネラル)についてです
新陳代謝とは細胞が活動して、古いものを新しくして機能的に働いていることです
<具体的>
細胞の中には核がありその中にDNAが入っています
DNAは設計図(遺伝情報)と言われ、体に必要なすべての情報は入っており親から引き継がれます
細胞は新陳代謝に必要なものをDNAを元に作り出しています
例えば細胞はアミノ酸を原料としてDNAのレシピ本を見ながら料理を作るレストランようなものです
①DNA(レシピ本:シェフ)+②アミノ酸(食材)+③ビタミン(キッチン用具)⇨ たんぱく質:美味しい料理
つまりレストランで料理を作るためには、腕のいいシェフ(レシピ)が新鮮な食材で、最高のキッチン用具で料理すれば美味しくなります
いいDNAと十分な新鮮なアミノ酸と十分なビタミンがあれば最高のたんぱく質が出来上がります
この3つどれか一つ欠けてもいいものはできません
①DNA
幸いにもすべての細胞に全情報が入っている、誰でもいつでも使える状態になっている。しかしDNAが傷つくと難しくなるため、傷つかないようにする必要がある(活性酸素対策)
②アミノ酸
新鮮で良質なアミノ酸がたっぷり必要、足りないと体内の古いアミノ酸をリサイクルするが、できる料理も味が落ちるようにできるたんぱく質も質が落ちる、アレルギーや自己免疫疾患などにつながる
③ビタミン
ビタミン、ミネラル系は足りないと化学反応がそこで止まってしまうため、取りこぼしがないようにする
<種類>
ビタミン:ビタミンA(脂溶性),ビタミンB群(水溶性)、ナイアシン(水溶性)、ビタミンC(水溶性)、ビタミンD(脂溶性)、ビタミンE(脂溶性)
ミネラル:鉄、マグネシウム、亜鉛、銅
ビタミンはたんぱく質に結合して反応するため、たんぱく質の少しの違いで結合しやすかったり、しにくかったりする(ビタミンの確率親和性:個人差)
質の良いたんぱく質を作る人は少量のビタミンでも結合力がしっかり安定して、化学反応がスムーズに行える:(例:勉強しなくても頭がいい人:天才型)
質の悪いたんぱく質を作る人はビタミンとの結合が不安定で化学反応がスムーズにはいかない(例:努力すれば成績が上がる人:努力型)
解決方法
1:大量のビタミンを摂取して不安定な結合を安定するようにする(量でカバー)⇨メガビタミン主義
2:質の良いたんぱく質を合成できるようにする(十分なたんぱく質やアミノ酸を摂取する)⇨高タンパク主義
その結果、十分に質の良いたんぱく質が作れるようになると、ビタミンを減量しても調子がいいということになる(努力が実って天才型になる)
質の良いたんぱく質がまだ作れない時はメガビタミンをすることで機能改善を行える(努力が天才に追いつく)
<補足>
薬と違いビタミン過剰摂取の副作用は恐れることはない
<参考例:私の1日摂取量>
ビタミンA 10000
ビタミンB-copmlex 300mg(100*3)
ビタミンC 6g(2*3)
ナイアシンアミド 1500mg(500*3)
ビタミンD 10000
ビタミンE 800IU(800*1)
鉄 72mg (36*2)
マグネシウム 400mg(200*2)
亜鉛/銅 200mg
セレン 200mg
マンガン 100mg
CoQ10 200mg(100*2)