最重要① 蛋白質、アミノ酸

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細胞は主にタンパク質(アミノ酸)と脂質からできています。脳も皮膚も内臓も筋肉も骨も血液も全て蛋白質と脂質でできています。

常にエネルギーを作り、必要な酵素や蛋白質をDNAから合成し働いています(これを代謝と言う。)。細胞が作り出すエネルギー単位はATPと呼ばれています。

細胞は常に新陳代謝しており、自動で修復がなされ生まれ変わっています。

細胞が十分にその機能をするには4つの条件があります。

1:細胞の構成成分である蛋白質(アミノ酸)と脂質が足りていること

2:エネルギー不足にならないこと

3:新陳代謝がスムーズに行われること(メガビタミン、鉄、ミネラル)

4:細胞を傷つける活性酸素に対し防御装置が働いていること

この4本柱が重要です。それができないと病気、老化、障害という状態になります。

条件1:蛋白質(アミノ酸)を満たすにはまず十分な蛋白質が必要、その中でも必須アミノ酸の摂取が一番有効である。

<種類:なにを?>
蛋白質とはアミノ酸を100個とか500個結合し分子が大きくなったものです。

アミノ酸は20種類存在し、そのうち9種類は必須アミノ酸と呼ばれ体内で合成できないものである、外部から摂取する必要がある。それ以外は体内で作ることができます。

食品にはプロテインスコアと言ってその中に含まれるたんぱく質量の量がわかる指標があります。100が満点で100gの蛋白質を摂取した時、体が100g使うことができるという意味です。

プロテインスコアが60の食品を100g食べた時は60gが使うことができるという意味で残り40gは糖新生に回されます。

動物性蛋白の方が植物性タンパクよりプロテインスコアが高く、良質なたんぱく質と言える、さらにプロテイン(ホエイ)はさらにプロテインスコアが高い

そのさらに上、EAA(essential amino acid:必須アミノ酸)はアミノ酸のうちの体に必要なものと限定しているので全く無駄がなく、効率は一番良く、さらに吸収に関しても腸内で消化する必要もなく一番良いです。

EAA >> ホエイプロテイン >> 動物性蛋白(肉、魚)> 植物性蛋白(豆、大豆など)

<必要量:どれぐらい?>
一般的に健康体維持のためには体重kg*1g/日のたんぱく質が体の維持のため必要と言われている。病気の人はそれ以上必要。

例えば50kgの人なら1日50gのたんぱく質を摂取することを勧める。この量は体の維持のためであり、病気、不健康からの回復を目的とするのであれば体重kg*1.5gもしくは2.0gを勧める


卵3個(たんぱく質18g)
肉200g(たんぱく質30g):豚肉、鶏肉、牛肉特にこだわりはない。
牛乳2杯(たんぱく質10g) 
チーズ,ナッツをおやつとして追加
を毎日といった感じである。

食べ物だけでこれをするにはなかなかハードでありEAAを摂取することを勧める。

プロテインであれば20g*2(朝・夕)牛乳と一緒に

EAAであれば5g−10g*2(朝・夕)もしくは3、4回

<タイミング:いつ?>
体は24時間機能している、つまり代謝は24時間行われている。十分な蛋白質、アミノ酸の供給が減ることはその作業が止まることになる。

できれば24時間アミノ酸の高い血中濃度を保つことが重要である。

つまり食事は3回から4回に分けて取ることが理想である。特に睡眠中は摂取できないので、寝る前と起床時は吸収の良いEAAやプロテインを摂取することを勧めます。

<測定:確認>
血液検査で自分の蛋白量を知る目安、血中尿素窒素(BUN)>20以上かどうか。

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